数年前になりますが、故人とは面識はないけれど、熊本でがん治療を受けた時知り合った喪主の方とはお付き合いがあるので寝屋川での家族葬に参列させていただいたお葬式での話です。
亡くなられた方は高齢の女性だったのですが、お葬式の最後の方で、葬儀委員長が故人の経歴をお話されていた時、旧姓を仰ったのですが、その旧姓がある女優さんと同姓同名だったのです。
大変失礼なのですが、故人の遺影のお写真のイメージと、その女優さんのイメージとが全く結び付かず、可笑しくて吹き出しそうになったことがあります。
『え!おばあちゃん、〇〇〇〇だったんだ!?』
と。
もう、そこからが大変です。
可笑しくて可笑しくて。
『ま、まずい!これはまずい!!』
と、太腿をつねったり、自分の祖母が亡くなった時、とても悲しかったことを思い出してみたり、数珠の珠を数えてみたり・・・全然違うことを考えようと、意識を他へ持っていくことに集中しました。
その甲斐あってか、なんとかその場は乗り切り散骨での供養にも無事参加できました。
でも、故人のご遺体の前で、そして故人が旅立たれて哀しむご遺族や関係者がいらっしゃる場所で、笑ってしまいそうになるなんて、本当に不謹慎ですし、自分の非礼、愚かさを呪いたくなりました。
以上、お葬式などで困ったことでした。