先日祖父が亡くなりました。祖父は生前、個人で会社を経営していましたが、脳梗塞で倒れてからは半身不随になり仕事ができなくなってしまいました。その後会社をたたんで土地を売却し、そのお金で借り入れやツケなどの借金を返済しました。祖父は車椅子での生活になり、言葉もうまく話せず、ひとりでは生きていけないので施設に入っていました。その際に私の自宅近くの施設へ入居したので、生まれ育った土地からは遠く離れてしまいました。
祖父が亡くなって葬儀を手配する際、祖父の兄弟やその家族に声をかけましたが距離の問題で来れない方が多く、結局15名程度での家族葬でのお葬式になりました。祖父の生まれ育った街で葬儀をしていれば、最後に祖父に会える人がいたのかもしれないと思うと胸が痛くなりました。その反面、今は以前の元気だった頃の祖父の姿とはかけ離れた姿になっているので、葬儀に参列出来なかった方々の心の中には、以前の元気だった祖父のままなので、それはそれで良いのかなとも思います。